元万引きGメンが万引き対策の本を読んでみた
こんにちは。元万引きGメンです。
正しくは、私服警備員とか、保安員とか言います。
「Gメン=goverment men=政府の人」です。
万引き犯を捕まえる警備員は、民間の警備会社に所属しています。
政府の人ではないので、Gメンという呼称は正しくないのです。
豆知識はさておき、読んだ本はこちらです。
「万引きさせないお店にする法」
著者はロス対策企業の社長と、三洋堂書店の役員さんです。
読みやすく、内容もしっかりした本でした。
お店の経営者にも、店員さんにもおすすめです。
大見出しを書いておきます。
1、万引き被害の現状を知ろう
2、窃盗犯(万引き犯)を呼び寄せる店とは?
3、盗まれない店になるための7つのステップ
4、三洋堂書店の取り組み
5、内部不正をしない・させないルールづくり
被害状況のデータ、万引き犯の属性や傾向から、
対策のしかた、事例、
万引きを見つけたときの対応も書かれています。
中身の一部を紹介しつつ、私の見解も書いていきます。
防犯対策ですが、本の内容をそのままやれば良いと思います。
まず、防犯グッズの導入を検討します。
資金に余裕があれば、タグやゲートを導入しましょう。
資金に余裕がない場合、
ダミーカメラやステッカーで防犯意識が高いアピールをしましょう。
ダミーだとわかっていても、
「見ているぞ」というアピールをされると、
悪いことはしにくくなるものです。
次に、店のレイアウトを見直しましょう。
明るい雰囲気にしたほうが、万引きはしにくいです。
人目につきにくい暗い場所などは、極力なくしましょう。
雰囲気を明るくすることはけっこう大事です。
「いらっしゃいませ~」の声掛けもバカにできません。
声掛けに関しては、神奈川県警が実験しており、
効果がある、と結論を出しています。
くわしくは、一読をおすすめします。
万引きをしている人へ。
やめてください。窃盗罪です。
私服警備員は、捕まえたら即警察を呼びます。
10年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
さらに、お店から損害賠償を請求されることもあります。
未成年の方は遊び気分でやることがあると思います。
やめなさい。
万引きが原因でつぶれるお店もあるんです。
商品1つ盗まれると、取り返すのに10個くらい売らないといけないのです。
10個盗まれたら100個売らないといけません。
未成年で、もし過去にやっていたら、
お店にお金を返しましょう。
とはいえ、犯人は大人の方が多いです。
一見、普通に見える人もやります。
警備会社にいたとき、万引きに限らず、
いわゆる普通の大人の方が厄介だと思ったりしました。
人は見た目で判断しやすい生き物ですが、
見た目ではわからない部分もあるのですよ。
ご訪問ありがとうございました。またお越しくださいませ。