課題解決力を高める方法【思考の落とし穴】

課題解決の手法は知っていても、
なかなか良い解決策は出ないものです。
なぜでしょうか?

答えは、人間の脳にはクセがあり、
そのクセが邪魔をしているからです。

おすすめの本があります。

著者は、バンカメ、ゼロックス、ペプシ、ウェルズファーゴ、米国トヨタなど、
さまざまな企業を顧客としている戦略アドバイザーです。

この本は、
「脳が原因で発生する思考の欠陥を自分で修理するためのマニュアル」
とされています。
7つの思考の欠陥をそれぞれ解説しており、
解決策も提示されています。

中身をかいつまんで紹介していきますが、
わかりにくい部分もあったので
私なりの解釈も加えていきます。


もくじ

7つの思考の欠陥
1、結論を急いでしまう「飛躍」
2、固定観念にこだわる「固着」
3、複雑に考えてしまう「考えすぎ」
4、妥協してしまう「満足」
5、できるはずがないと思ってしまう「過小評価」
6、外部を拒絶する「自前主義」
7、アイデアを握りつぶす「自己検閲」

解決策
1、欠陥に気づく
2、自分で考える


7つの思考の欠陥
1、結論を急いでしまう「飛躍」
私たちは、明確でわかりやすい答えを求めてしまいます。
あれこれ考えるのは苦痛だからです。

この本では、
思考回路には「ファスト」と「スロー」の
2種類があると説いてます。

ファストは、日常的に発生する問題に対処するための
無意識的、本能的なすばやい思考です。

スローは、地味な重労働です。
ファストはミスをするので、ミスをカバーする役割を持っています。

人は、ゆっくり考えることを重視しません。
ゆっくり考えることには苦痛が伴います。
さらに、幼少期の人格形成期に、
早く結論を出すことを求められがちだからです。

課題解決の第一歩は、このような欠陥を認識することです。

2、固定観念にこだわる「固着」
人は、無意識のうちに固定観念を持っています。
「思い込み」です。

脳はパターンを作る機械です。
脳は五感から得られる情報を絶えず記録しています。
情報は無意識のうちに識別され、
無意識のうちに他の類似データと紐づけされます。
この紐づけされたデータが蓄積され、
無意識のうちに記憶や認識が作られ、強化されていきます。
これが「思い込み」「固定観念」です。
つまり、脳が勝手に「思い込み」を作ってしまうのです。

そして、私たちは、この「思い込み」を守ろうとします。
誤った考え、止まってしまった思考、
これを自ら認め、修正するには、苦痛が伴います。
自分の無力さを痛感するからです。

間違いは誰にでもあると知りましょう。
間違ったら直せば良いのです。

3、複雑に考えてしまう「考えすぎ」
博識で頭の良い人ほど、考えすぎてしまい、
問題を複雑にすると言われます。
この原因は、人類の進化の過程にあると説かれています。

人類は進化の過程で、資源を貯めるようになりました。
人間は貧弱です。
自然環境を生き抜くため、物を集めて貯蔵する必要がありました。
この性質が遺伝によって残っており、
必要以上に情報を集め、あらゆるケースを想定しすぎて
かえって課題解決から遠ざかってしまうのです。

人間は本能的に、物が多いほうが安心するのです。
しかし現実には、物や情報が多すぎると管理が甘くなり、
かえって損をしてしまいます。
人間の認識能力には、限界があるのです。
選択肢が多すぎると、思考力が落ちるという研究結果が出ています。

4、妥協してしまう「満足」
なにか問題が起きたとき、
「なにをすべきだろう」と考えるのが普通です。
しかし、「なにができるだろう」という視点が抜けることが多いのです。

「なにをすべきだろう」だと、反射的に対処するだけです。
これが、思考の欠陥のひとつである「満足」です。
この場合の解決策は、平凡であることが多いです。

「なにができるだろう」と考えれば、
もっと良い解決策が見つかるかもしれません。

5、できるはずがないと思ってしまう「過小評価」
私たちは、簡単に達成できる方法を求めます。
人間の脳は、リスクを嫌うのです。

参考記事:行動できない原因と対処法【現状維持バイアス】

もう一つは、長期的な視点が欠けているのです。
時間をかけて能力を高めれば、達成できるかもしれません。

6、外部を拒絶する「自前主義」
「固着」と似ています。
従来の自分たちのやり方を否定するのがイヤなのです。
良いものは取り入れたほうが合理的です。

7、アイデアを握りつぶす「自己検閲」
自己検閲は、恐怖心から生まれます。
失敗したとき、周囲から受ける非難や、
自分の無力さを痛感する恐怖です。

リスクを嫌う現状維持バイアスも手伝い、
なにもなかったことにしてしまいます。


解決策
1、欠陥に気づく
課題解決能力を高めるには、
これらの欠陥に気づくことが第一歩です。
欠陥に気づき、対処していけば良いのです。

2、自分で考える
欠陥を紹介しましたので、
課題解決力を高める方法は自分で考えてみてください。
良い鍛錬になると思います。


まとめ

7つの思考の欠陥
1、結論を急いでしまう「飛躍」
2、固定観念にこだわる「固着」
3、複雑に考えてしまう「考えすぎ」
4、妥協してしまう「満足」
5、できるはずがないと思ってしまう「過小評価」
6、外部を拒絶する「自前主義」
7、アイデアを握りつぶす「自己検閲」

解決策
1、欠陥に気づく
2、自分で考える

私なりの解釈を加えてしまいましたが、
良い本ですので、よかったら読んでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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