知的障がい者が職場にいる場合の接し方【やさしくしなさい】

私は数回、知的障がいの人と一緒に仕事をしました。
コミュニケーションがうまく取れない、ミスが多いなど、
戸惑うことが多々あると思います。

知的障がいの人は、身体障がいの人と違い、
できることとできないことが想像しにくいので
戸惑うことが多いと思います。

私もはじめは戸惑い、福祉関係の本などを読んで
自分なりに勉強をし、実践しました。
その結果、大変なこともありましたが
仲良く仕事ができるようになりました。

今回は、私の体験をもとに、
知的障がいの人との接し方をご紹介いたします。


まとめ

・知的障がいを知る
1、定義
2、原因
3、程度
4、知的障がいに近いもの

・知的障がい者の特徴
1、性格や価値観は人による
2、子供みたい
3、プライドがある
4、段取りは苦手
5、自己中心的

・接し方
1、基本は普通の人間関係と同じ
2、できないことを無理にやらせない
3、プライドを尊重する
4、カバーする
5、嫌な顔をしない
6、新人教育は無理
7、アニキになるべし
8、無理をしない


・知的障がいを知る
1、定義
実は定義はあいまいです。
知能指数と生活能力を基に、福祉の相談所が判定します。
知的障がいと判定されると、障がい者手帳が交付され、
減免税、手当、公共料金の割引などの措置が受けられます。

2、原因
先天的なものと、後天的なものがあります。
先天的なものには、
生まれつき脳に異常があったり、
出産の際の事故、生後の高熱の後遺症などもあります。

後天的なものとしては、
虐待や会話の不足によるものがあります。

3、程度
知的障がいといっても、人によって程度が違います。
厚生労働省の基準では、
軽度から最重度まで、4段階に分けられています。

軽度の場合、身の回りのことは自分できるとされています。
ただし、計画を立てたり、
物事の優先順位をつけることは苦手です。
金銭管理も苦手なことが多いとされています。

中度の場合、
学習技能が小学校程度とされています。
日常的な判断も、他者のサポートが必要です。
環境によっては、自立して仕事をすることも可能とされています。

重度・最重度の場合
食事、身支度、入浴にも支援が必要です。
会話による意思疎通も限られた範囲でしかできません。

職場にいる知的障がいの人は、軽度から中度の人です。
健常者にとっては当たり前のことも
本人にとっては難しいことだったりします。
さり気なくサポートする必要があります。

4、知的障がいに近いもの
近いというか、知的障がいの人は、
精神疾患などを併発しているケースが多いとされています。
自閉症、発達障害、ADHD、アスペルガーなど、
このあたりの分類は私もよくわかりませんが
頭に入れておけば良いと思います。

そして、知的障がい者と認定されていなくても、
知的障がいと同じ特徴を持った人が多くいます。
同じことを何度言っても理解できない、
同じミスを何度も繰り返す、
壊滅的に段取りが苦手、
長く勤務しているのに仕事の優先順位がわからない、など。

健常者にも、知的障がいに近い人が多くいます。
そんな人と接する場合も、
後述する「接し方」が使えます。


・知的障がい者の特徴
1、性格や価値観は人による
知的障がい者も、性格や価値観は人それぞれです。
ここは健常者と同じです。

たとえば、
「ぼくは障がい者なんだから優しくしてよ」
という人もいれば、
「ぼくは普通と同じなんだ。自分でできるんだ」
という人もいます。

「知的障がい者」という目で見ず、
一人の人間として見ましょう。

2、子供みたい
叱られるかもしれませんが、子供みたいです。
私はそう感じました。
すぐスネたり、いじけたり、わがままを言ったりします。

「子供みたいな人なんだな」と思って接すれば
さほど苦しくなくなります。

3、プライドがある
健常者と同じく、プライドがあります。
むしろ、健常者よりプライドが高いかもしれません。
ちょっとしたことで怒ったりスネたりします。
極力健常者と同じように接しましょう。
仕事ができないからといって、命令口調にならないように。
雑な言い方をしてはいけません。
年上だったら、当然敬語を使いましょう。

4、段取りは苦手
仕事の優先順位を決めるのは苦手です。
資金管理も苦手です。
そこはこちらが引っ張るしかありません。

私が一緒に仕事をした知的障がいの人は、
みな年上で先輩したが、私がリードしていました。
信頼関係があれば、問題ありません。
むしろ、「どうしたらいい?決めて」とか言われます。

5、自己中心的
前述しましたが、子供のような感じなので、自己中心的です。
周囲が全く見えないわけではありません。
小学生か幼稚園児くらいだと思うと良いです。
そして、自己中心的な部分を
頭ごなしに責めてはいけません。


・接し方
1、基本は普通の人間関係と同じ
極力健常者と同じように接しましょう。
「障がい者」という目で見ず、ひとりの人として接しましょう。
「ちょっと変わった人」と思えば苦にはなりません。

挨拶、ホウレンソウは普通に行い、
会話の仕方も、健常者と同じようにしましょう。
もちろん、なにか説明するときは、
健常者に説明するときより、
丁寧に、繰り返し説明しなければなりません。
ケースバイケースでいきましょう。

2、できないことを無理にやらせない
放っておくとメチャクチャになります。
苦手なことをやらせる場合は、ついていてあげましょう。
そして、ミスをしても怒ってはいけません。
ミスのカバーを手伝いましょう。

3、プライドを尊重する
プライドがあります。尊重しましょう。

4、カバーする
カバー必須です。カバーは仕事です。がんばりましょう。

5、嫌な顔をしない
嫌な顔や、冷たい言い方は避けましょう。気にしてしまいます。
明るく、普通に接しましょう。
仲間として接しましょう。楽しく仕事をしましょう。

6、新人教育は無理
新人教育は無理です。
私は知的障がいの人に仕事を教わったことがありますが、
わけが分かりませんでした。無理です。

相手の気持ちを察する能力が薄い場合が多いので
乱暴な言い方をしたり、怒鳴ったりすることがあります。
新人教育は説明能力に長けた人に任せましょう。

7、アニキになるべし
頼られるようになりましょう。
頼られるのに必要なのは、
的確な判断力、仕事の能力、説明能力、人柄です。

やさしくしましょう。
甘やかすのではなく、仲間という意識のもと、
協力しあって仕事をしましょう。
嫌な顔や乱暴な言い方は決してせず、
至らない部分はカバーしていけば、
自然と信頼関係が構築されます。

8、無理をしない
どうしてもうまくいかない場合、
一人で抱え込むのではなく、他者の助けを借りましょう。
助けてくれない職場なら、転職を考えましょう。
無理なこともあります。仕方がありません。
私に相談していただいても構いません。


まとめ

・知的障がい者の特徴
1、性格や価値観は人による
2、子供みたい
3、プライドがある
4、段取りは苦手
5、自己中心的

・接し方
1、基本は普通の人間関係と同じ
2、できないことを無理にやらせない
3、プライドを尊重する
4、カバーする
5、嫌な顔をしない
6、新人教育は無理
7、アニキになるべし
8、無理をしない

私は、知的障がいの人と仕事をすることで
コミュニケーションのとりかたや、人の扱い方など
いろんなことを学んだと思っています。

健常者にも、何度も同じミスをしたり
何度説明しても理解できない人がいます。
ADHDやアスペルガーを疑うような人です。
そんな人と接する場合も、
この記事でご紹介した接し方が使えます。

一番のポイントは、「責めないこと」です。
そして「子供みたいな人」と思うことです。
さほど腹が立たなくなります。

子供みたいな人がいても良いのです。
私にも、子供みたいな部分があります。
あまり堅く考えず、柔らかく接したら良いと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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