人材育成が難しいと感じる人におすすめの本【人を育てる名監督の教え】
組織にとって、人材は資産だと言われます。
ITや機械化によって、人材の価値は変動しますが、
ITツールや機械を作ったり使ったりするのは、人間です。
今後AIなどによって、人材の価値が大きく低下する可能性がありますが、
現状、組織は人間が動かしています。
組織やチームの中堅くらいになると
人材育成や指示振りが仕事のひとつになってきます。
上からのプレッシャーもあるでしょう。
とはいえ、人を育てたり、動かしたりするのは大変です。
思い通りにいかないものです。
人材育成についてお悩みの方には、
外の知識を取り入れることをおすすめします。
具体的な手法など、いろいろあるのですが、
チームスポーツからヒントを得ると良いかと思います。
おすすめの本はこちらです。
「人を育てる名監督の教え」
~すべての組織は野球に通ず~
著者はスポーツライターです。
野球チームの監督を取材し、
人材育成や組織運営の事例を紹介した本です。
野球がわからなくても読めます。
8人の監督が紹介されています。
日ハムの梨田監督、
西武の渡辺監督、
オリックスの岡田監督、
ヤクルトの小川監督、
日大三高の小倉監督、
近畿大学の榎本監督、
東京国際大学の古葉監督、
ホンダの安藤監督。
野村監督や星野監督など、
スター監督が出てこないところが渋いです。
出版が2011年なので、10年近く前の本です。
若き日のダルビッシュ投手との絡みなども書かれています。
野球好きな管理職の方はぜひ読んでみてください。
野球に限らず、スポーツから得られるものは多いと思いますが
精神論より組織論を参考にすべきかと思います。
スポーツと会社組織の大きな違いは、
好きでやっているか否かです。
スポーツは好きでやっている人が多く、
プロになる人は、飛び抜けた才能を持っています。
会社組織の場合、好きで働いている人は少数です。
とりあえず収入を得るために仕事をしている人が大半です。
元々モチベーションが低い人に対して、
スポーツを同じ精神論を押し付けても、うまくいきません。
そこだけ注意しましょう。
私は野村監督をよく参考にしていましたが、
いろんなやり方があるので、
自分に合ったやり方を取り入れたら良いかと思います。
野村さんの本はたくさんあるので、
ぜひamazonを覗いてみてください。
ご訪問ありがとうございました。またお越しくださいませ。