見かけなくなった2000円札の行方について探る【寄稿】

匿名希望の方より寄稿していただきました。

あなたは「2000円紙幣」(2000円札)をご存じでしょうか。

2000円札は西暦2000年(平成12年)に発行された
日本銀行券のことになります。

これは西暦2000年に沖縄県で開催された
[主要国首脳会議](九州・沖縄サミット)を記念し、
当時の総理大臣であった[小渕恵三](おぶち けいぞう)が発行したものです。

2000円札は簡単に偽造されないような技術を使って
印刷するインクが立体的となっており、
これまでの[透かし]の技術を結集させた当時としては画期的な
日本銀行券になります。

また日本のお札として初めて
数字の[0]と[1]と[5]以外の数字が使われたのです。

お札の表と裏は沖縄にある「朱礼門」が描かれており、
まさに沖縄色が強くなっています。

発行した当初は新しいお札だということで
いろいろな銀行で両替の依頼があった一方、
一過性のブームに終わってしまって
日本銀行でも2001年に新券の取り換えをやめてしまったのです。

そんな2000円札であるものの、面白いエピソードがあります。

まずは私が通院している接骨院で
お得意様が院長先生に1万円札を両替してほしいとお願いしたのです。

普通は1000円札10枚か5000円札1枚と1000円札5枚だろうと思っていたものの、
なんと院長先生は2000円札5枚に両替して渡していて
頼んだお得意様は苦笑いしていたのが印象に残っています。

また女性アイドルグループ美勇伝のメンバーが、
「2000円札が自動販売機でもっと使えるようにしてください」と
懇願していたのには私も思わず笑ってしまったのです。

当時の自動販売機は飲み物や雑誌
それに鉄道の切符、競馬の馬券などを購入するのに対応しておらず
2000円札は無用の長物となっていました。

2000円札が発行されてから20年になって
数年後は10000円札の肖像画に[渋沢栄一](しぶさわ えいいち)、
5000円札に[津田梅子](つだ うめこ)
そして1000円札に[北里柴三郎](きたさと しばさぶろう)となっているのです。

今後の2000円札の発行予定はなく、私もこの10年で買い物をしていて
その存在がないことに気づきました。

今となっては日本銀行では2000円札は発行しておらず、
沖縄県を中心に流通しているようです。

これは沖縄に旅行した記念として、お土産にする方が多いことから
沖縄県内にある銀行では
2000円札が優先的に出てくる現金預け払い機があります。

それでも沖縄県内で2000円札の需要があるとは本当に驚きです。

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